説明
内容量
120×75mg カプセル
種類
医薬品
成分
アミノグアニジン
PVPK-30,ステアリン酸マグネシウム,リン酸水素カルシウム,微結晶性セルロース, デンプングリコール酸ナトリウム, ヒプロメロース,スターチ
用法と用量
1日に1錠(75mg)を2~4回。アミノグアニジンには約4時間半の半減期があるため、数回に分けて服用することが望ましい。医師の指示なく自己判断で服用量を増やさないこと。
説明
アミノグアニジンの働き
白内障、動脈硬化、心臓肥大、糖尿病、ある種の癌、免疫障害など、老化に伴うさまざまな病気の予防。
アミノグアニジンで時計の針を巻き戻す
グルコシル化というのは、例えばリンゴの切り口が変色して固くなるプロセスを指します。人間の場合は、人体を形成するタンパク質のグルコシル化に よって老化プロセスが誘発されることで、老人性白内障、動脈硬化、ある種の癌、免疫システムの損傷といった、多くの老齢性疾患が発症すると考えられていま す。グルコシル化によって免疫システムが弱まると感染症にかかる率が高くなり、DNAに与える影響から異常な細胞がが作り出され、ある種の癌の発生率が高 まりますが、アミノグアニジンにはこれらを抑制する効果があります。
アミノグアニジンが超低比重リポ蛋白(悪玉コレステロール)の血管壁への結着を防ぐことが研究で示されていますが、これによって非常に危険な血小板 凝固の形成が抑制されるため、心臓疾患、アテローム性動脈硬化、脳梗塞などが予防できます。1992年にミラノ大学で末梢血管障害を患う11人がアミノグ アニジンによる治療を受けたところ、血管の詰まりから450m以上歩けなかった患者の平均30%に血流の改善が見られ、運動能力が50%~105%も向上 しました。また、アミノグアニジンが老齢性心臓肥大を予防することが動物実験によって示されていますが、膜の表面積が30%縮小し、動脈壁のコラーゲン量 が24~30%も増加することがわかっています。
アミノグアニジンの特性の中でも最も興味深いのは、年齢とともに質が低下するコラーゲン、エラスチン、目の水晶体タンパク質、神経タンパク質、腎臓 タンパク質といった人体を構成するタンパク質を保護することで、老化を遅らせる可能性があることです。残念ながら、こういった重要なタンパク質はすべて年 齢とともに悪変しますが、特に糖尿病患者の場合は健常者に比べて2~3倍グルコシル化が進みます。
糖尿病は加速老化と見なされているように、グルコシル化によって老化が早まると考えられています。糖尿病を患うラットに関する研究によって、アミノ グアニジンを投与された群の生存率が、薬による治療を受けなかった群と比較してかなり優勢なことが明らかになりました。また臨床試験では、アミノグアニジ ンがアテローム性動脈硬化症や動脈硬化性疾患病気を誘発する低比重リポタンパク質(悪玉コレステロール)の酸化修飾を予防することが示されています。これ は、年を取ることで私たちが直面する可能性がある病気の一例に過ぎませんが、グルコシル化が老化に与える影響を理解することが、加齢と関連する病気に取り 組むための心強い味方となるでしょう。
副作用
さらなる臨床試験が求められるものの、今のところ報告されている副作用は、吐き気、頭痛などに限られています。
注意事項
- アミノグアニジン、アクラボス、メトフォルミン間には相乗効果があるため、併用する場合はそれぞれの服用量に注意すること。
- IASでは塩酸塩(HCL)ベースの錠剤を提供しています。これは重炭酸塩ベースの錠剤よりも高価ですが、溶解性が高いことから臨床試験でも使われているものです。
- アミノグアニジンがビタミンB6の取り込みを妨げることから、ビタミンB6サプリメントを併用することが推奨されていますが、IAS取り扱いのアミノグアニジンには1錠につき10mgのB6が含まれているため、補給の必要はありません。
上記記載の内容は、製品に添付されている説明書を日本語訳したものであり、医師、専門家の指導に成り代わるものではありません。 製品のご使用は、必ず担当医の指導のもとでおこなってください。
関税と消費税
1回の個人輸入で認められているアミノグアニジンの個数は2個までです。
こちらの製品には関税はかかりませんが、製品合計金額が日本円に換算して16000円を超える場合は(日本税関の換算レート)、税関の判断により、消費税が別途で発生します。