北イタリアでコロナ感染症による死亡率が高かった理由の一つとして、大気汚染レベルとの関係があげられることが、オルフス大学らによる研究で示されています。

世界中の患者のCOVID-19による病気の経過は、地域や患者によって異なります。多くの患者はインフルエンザに似た症状を経験しますが、死に至ることもある急性呼吸器感染症のために、入院を余儀なくされる人も少なくありません。

今回、オルフス大学のダリオ・カロ教授およびシエナ大学のブルーノ・フレディアー二教授らが、イタリアの他の地域が約4.5%程度であった中で、なぜ北イタリアにおける死亡率だけが最高12%にも達したかを調べたところ、北イタリアで最も影響を受けた、ロンバルジア州とエミリアロマーニャ州の大気汚染レベルと死亡率に相互関係のあることが示されました。

研究チームは、病気の経過に与える要因は複数あること、今回の結果は既に示されている発見を否定するものではなく、知識を補足するものであることを強調するとともに、地域によって医療システムやICU能力に違いがあることも、感染による致死率に影響すると述べています。