心不全が見られる人は、健康な人に比べて心臓の筋肉を作る心筋細胞テロメアが短いことが、ペンメディカルセンターがコネチカット大学と協力して行った研究で初めて明らかにされました。

心不全というのは、何らかの原因によって心臓の筋肉や血管に異常が生じ、心臓の働きが低下する状態を指すものです。心不全の種類や深刻度は、心臓のどの部分の働きが低下位しているのか、急性であるか慢性であるかによってさまざまです。

テロメアというのは、私たちの細胞一つ一つに通常23個ある染色体が劣化したり隣接した染色体同士がくっついたりしないように、上下2つずつ合計4つの末端をカバーしている、いわば靴紐がほつれないように両端につけられているアグレットのようなものです。

心臓疾患患者と健康な人のテロメアの長さを測定して年齢別に分類した今回の研究では、健康な人のテロメアの長さが年齢の影響を受けていないこと、心臓疾患がある人のテロメアは年齢にかかわらず全て短いことがわかりました。さらに、テロメアが最も短かかった患者の心機能が一番低い、つまりテロメアの長さと心不全に相関関係のあること、および心臓細胞のうち心筋細胞テロメアだけが唯一、病気の影響を受けることが明らかにされました。

今後はテロメア保存療法が心不全を防ぐ上で非常に重要になってくると考えられますが、それにはまず、テロメアが心臓病の影響を受けて短くなる仕組みについて、より詳しく知る必要があるでしょう。

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