ピラセタム(ヌートロピル)

脳の目覚めピラセタム

ヌートロピクスは一般に向知性薬として知られており、例えば記憶、注意と知性など、脳の認識機能を向上させます。


ピラセタムは、毒性も習慣性もなく脳機能を向上させて中枢神経系を刺激する「頭をよくする薬」として知られています。左右の大脳半球をつなぐ交連線維の太い束で、脳の論理的サイドと創造的サイドをつなぐ脳梁に有益な影響を及ぼすことで、より大きな可能性を引き起こします。


また、警戒心、注意、記憶を増加させる一方で、速いEEG(脳波)活動であるアルファとベータを増加、遅いEEG活動であるデルタとシータを減少させ、病理学的に老化に関連して減速する典型的なEEGを逆転させることがわかっています。


現在ピラセタムには、下記のように多岐にわたる効果のあることが知られています。

  • 加齢性痴呆症およびアルツハイマー病の改善もしくは悪化を遅らせる。
  • 脳卒中後の失語症(スピーチ障害)を改善。
  • 急性および慢性脳虚血(脳血流の減少)で苦しんでいる人々の手足、言葉、EEG、意識など、さまざまな機能を回復。
  • 軽度の脳障害で苦しんでいる初老の精神病患者の機敏さ、協調性、社会性、およびIQを改善。
  • 読み書きの速度と正確さだけでなく、失読症の子供たちの記憶と言葉の学習を向上。
  • 抗てんかん薬の効果を押し上げるとともに、それによって誘導される痙攣を抑制。
  • 加齢によって忘れっぽくなった中年層の精神的パフォーマンスの向上。
  • 加齢性記憶障害で苦しむ初老の外来患者の記憶の固定と回想を劇的に改善。
  • 低酸素からの回復を助けることも古くから知られており、高山病治療などにも使われている。
  • アルコール中毒およびアルコール離脱症候群の治療。


このようにピラセタムは、1960年代に乗り物酔いの治療に用いられて以来、長い道のりを経て、時に命に関わるような深刻な状況も含めて、さまざまな治療に使われてきました。


特に成功が見られたのは頭部外傷に関してで、軽度から中程度とされる、頭痛、めまい、記憶力の減退、疲労などの長期化といった、脳振盪後に持続する精神神経症状から、昏睡状態にある患者など、深刻な頭部外傷ケースまで及んでいます。


また、パーキンソン病、間代性筋痙攣(ひどい筋けいれん)、鎌状赤血球貧血症、レイノー症候群(指とつま先の血管が痙攣の状態になる原因になる状態)などの治療でも効果を挙げています。


研究

ピラセタム導入以来40年にわたって世界中で広範囲なテストと研究が行われてきました。高名な研究者であるコルネリウ博士とGiurgea博士によって発 表されたピラセタムに関する何百もの研究報告と調査に導かれ、1964年、ベルギーの製薬会社UCBによって初めて最初の合成製品が生産されました。研究 によって一貫して示されたのは毒性のなさで、同じことがオキシラセタム、アニラセタムプラミラセタムにも言えます。タッコーニ氏とブルトマン氏にによって広範囲に行われたピラセタムの毒性に関する研究の結果、それは「塩よりも安全である」と結論付けられました。


すでに老化防止については評判が高かったものの、あらゆる年齢の人々のために、さらなる研究が進められました。ダイモンド氏とブラウワーズ氏によって行わ れた研究では、精神的にも肉体的にも健全な学生にピラセタムを服用させたところ、言葉の学習の改善、知的機能の拡大、高い知性と記憶の向上などといった結 果が得られ、若者にも有効であることが示されました。


主要成分

ピラセタム(I.N.N)800mg


賦形剤

ポリエチレングリコール6000、コロイド状二酸化ケイ素、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース(E464)、オレンジイエローS(E 110)、二酸化チタン(E 171)、ポリエチレングリコール400、タルカムパウダ


服用量(1錠=800mg)

患者の症状に応じて医師が判断すべきものですが、一般な服用量としては1日に3錠を2回。1ヵ月後、1日に1錠あるいは2錠を2回に減らして服用。

痴呆症:1日につき6錠から初め、数週間後に1日あたり3錠まで減らす。
皮質性ミオクローヌス:服用量は患者に応じて変える必要があるが、1日につき9錠から始め、1日の服用量が最大30錠になるまで、3~4日毎に6錠ずつ服用量を増やしていくのが一般的。その後、効果に応じて服用量を減らしていく。服用に際しては必ず医師の指示に従うこと。

一旦ピラセタムによる治療を始めたら、脳の病状が持続する間は続けて服用すべきですが、6ヵ月おきに処置を軽減あるは停止する必要があります。突然の再発を防ぐため、服用量は2日ごとに1/2gずつ減らすこと。


過度の服用

多量に服用しても無毒ですが、腎不全患者が過度に誤飲した場合、経口もしくは静注によって強制的に利尿または透析治療が施されます。誤って多量服用した場合には、医師のアドバイスを受けてください。


相乗効果

すべてのヌートロピクスが互いに、また、DMAE、セントロフェノキシン、コリン、ヒデルギンなどといった他の脳栄養製品との間に相乗効果があるため、これらの製品を併用する場合には、吐き気や頭痛などの副作用を避けるために、それぞれの服用量を減らすこと。


相互作用

サイロイドホルモン抽出物(T3 + T4)との併用による混乱、短気、睡眠障害が1件報告されています。他製品との相互作用は記載されていません。


活動

ピラセタムは異なるメカニズムによって中枢神経系に作用。血管拡張剤ではないものの、自らの血行動態学プロパティによって微小循環を改善、脳神経伝達を調整。


兆候

日常生活と環境への適応の妨げとなる痴呆を伴う注意と記憶に関する疾患。年齢に関連する退行性脈管脳性疾患、虚血性脳血管疾患、皮質性ミオクローヌスなどによる精神機能低下の状態。


警告

  • 重度の腎不全患者(20ml/分以下のクレアチニンクリアランス)は服用しないこと。ピラセタムは尿とともに排出されるので、腎不全患者による服用には十分な注意が必要。
  • 筋クローヌス性あるいは一般的危機を引き起こす可能性があるため、特定の筋クローヌス性患者の突然の治療停止は避けること。
  • 妊婦および授乳中の女性の使用は避けること。動物を対象とした研究では催奇形などの影響はなかったものの、人の場合の安全性は十分に確立されていないた め、どうしても必要な場合の医者による厳重な監督下以外での使用を除き、基本的に妊娠中および授乳中の使用は推奨されていない。
  • 賦形剤としてオレンジイエローSが含まれるため、特にアセチルサルチル酸に対するアレルギーがある人などは、喘息を含むアレルギー反応を引き起こす可能性がある。
  • 運転に与える影響は不明。


有害反応

神経過敏、短気、不眠症、不安、震え、動揺の他、特定の患者では疲労と眠気が報告されています。その他、まれに喉の渇き、リビドや体重の増加、過敏な皮膚 反応と乾燥など。これらの副作用は、通常、高齢患者で示されますが、服用量を減らすことで徴候が治まります。ここに記述されていない副作用が見られた場 合、直ちにかかりつけの医師など医療専門家に相談してください。


注意

使用期限を過ぎた製品を服用しないこと。

子供の手の届かない場所に保管すること。


上記文章中には、製造元によって提供された情報の翻訳が含まれていますが、これらは、かかりつけの医師および医療専門家のアドバイスに代わるものではありません。

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