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ブロモクリプチン(Parlodel ®)

1錠(タブレット)に含まれる成分
ブロモクリプチンメシラート2.87mg(ベースのブロモクリプチン2.5に等しい)。

補形薬
コロイド状二酸化ケイ素、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニールノピロリジン、コーン澱粉、ラクトース。

容量・形態
2.5mg×30錠タブレット 経口服用

製薬分類
ドーパミン作用影響によるプロラクチン分泌抑制剤。

治療対象
  • 無月経を伴う乳汁漏出症
  • 分娩後の影響(キアリ-フロンメル)
  • 特発性疾患(アラゴンズ-デルキャスティリョ)
  • 腫瘍影響(フォーブズオルブライト)
  • 製薬製品(向精神薬と避妊薬)からの副作用
  • 乳汁漏出症を伴わないプロラクチンに依存する無月経
  • 高プロラクチン血症不妊性
  • 月経障害(月経前症候群、短期的黄体化の段階)
  • プロラクチンに依存する男性の性機能低下
  • 先端巨大症
    最初の処置は外科的でまたは放射線療法など。ブロモクリプチンはどちらの治療法でも有効。これらの治療法なしにブロラクチンが単独で用いられるケースもある。
  • 特発性動脈硬化症パーキンソン病
    特にエルドーパに対する反応が減少している患者や、オン/オフ動作によって制限されるレボドーパ療法の効果がある患者に有益。エルドーパと併用することで両方の製薬製品の服用量が低くても、その効果は増幅する。症状が軽い場合には単独で用いられることもあるが、抗コリン作用薬や他の反パーキンソン製品と併用することもある。
禁忌
  • 妊婦および妊娠の可能性がある場合には服用しないこと。
  • ブロモクリプチンメシラートの安全と効果は、15才以下の治療では確認できていない。
予防措置
乳汁漏出症、プロラクチンに依存する無月経患者、月経障害または先端巨大症においては、不妊症が改善されるケースもあるので、妊娠を望まない場合には避妊具を使用する必要があります。不妊性の正確な原因は服用開始前に決定されなければならず、下垂体腺腫と診断された場合には、妊娠を回避しなければなりません。

トルコ鞍、または視野の欠陥が著しい場合、まず第一に手術または放射線療法が行われるべきであり、ブロモクリプチンによる治療は、これらの処置が効かなかった場合にのみ行われ、下垂体腺腫が見られないこと、患者自身が治療について深く理解していることが必要条件となります。また、この製品が妊娠の過程と胎児に及ぼす影響について、はっきりとした結論が出ていないことから、免疫テストによる診断の結果、妊娠が判明した場合、すぐに治療を中止しなくてはなりません。

慢性妊娠の予防処置としては、妊娠に伴う病理学的下垂体疾患によるネガティブな影響の可能性を、例えば常に視野をチェックするなどして定期的にコントロールする必要があります。

先端巨大症では、ブロモクリプチンによる治療、あるいは別の治療、また全く治療を受けていない場合でも、散発的な胃腸出血が見られることが知られています。より完全な情報が得られるまでは、消化性潰瘍の病歴のある先端巨大症患者には別の形での治療を施す方が好ましいでしょう。そのような患者がブロモクリプチンを服用した場合、すぐに胃腸からの出血兆候が出てしまう可能性があります。

精神病性障害、深刻な心血管問題、消化性潰瘍または胃腸出血の病歴がある患者がパーキンソン病を患っている場合、ブロモクリプチンの大量服用には十分な注意が必要とされます。これらの病歴を持つパーキンソン病患者の中には、高い投薬量での長期治療を受けた結果、胸膜からの血液滲出が報告されたケースもありました。

これらのレポートとブロモクリプチンの相関関係は証明されていないとはいえ、不可解な胸膜肺徴候の見られる患者へは、投薬を見合わせることが望ましいでしょう。

他製品との相互関係
ブロモクリプチンと精神活性または降圧薬との相互作用の可能性に留意。特に、おそらく動脈の圧力を増やす可能性のある麦角アルカロイド製品などとの併用には十分な注意が必要となります。

警告
  • 妊娠中の方や、先端巨大症および下垂体腺腫患者の服用については、「予防措置」を参照してください。
  • 治療は医師の指導に従い、ホルモン投薬と婦人科診断を受けながら行うこと。
  • ブロモクリプチンによる治療を6ヶ月以上続けている女性は、更年期前であれば一年に一度、更年期後であれば半年に一度、(子宮頸部できれば子宮内膜細胞の)婦人科検査を受ける必要があります。
  • 高プロラクチン血症と関連性のない疾患を患っている女性は、プロラクチン濃度が標準以下に下がることで生ずる変性黄体化作用の可能性を避けるために、効果が期待できる範囲で最も低い投薬をしなければなりません。また、このような場合には、治療が6ヶ月以上におよぶ場合、プラズマ的プロラクチンと排卵後の黄体ホルモンに関するテストを行う必要があります。
  • 特に治療の初期において低血圧反応が出るような特定の患者に対しては、機械類の操作をする場合などに特別な処置が求められます。
服用上の注意
製品は常に食事とともに服用のこと。
  • 乳汁漏出症やプロラクチン依存の無月経(高プロ楽チン血症による不妊症) 錠剤半分を1日3回服用。これが十分でない場合には、食事毎の服用を徐々に1錠にまで増やしてください。乳房からの分泌が完全に消え、月経のサイクルが標準に戻るまで治療を続けること。場合によっては月経サイクル数回分の服用が必要なこともあるでしょう。
  • 月経サイクルの障害(月経前症候群) 1日あたり錠剤半分を月経の14日めから服用。1日に1錠を2回の服用量に達するまで徐々に量を増やし、次の月経まで続けて服用。
  • 黄体相が短い 錠剤半分を1日3回から初め、黄体相が標準に戻るまで、1錠を1日2回という量まで、徐々に服用量を増やしていく。
  • 男性の性機能低下 錠剤半分を1日3回から始め、1回の服用量を1錠にまで徐々に増やしていく。2〜3ヶ月の服用。
  • 先端巨大症 1日1錠から始めて1〜2週間の間に必要に応じて4〜8錠まで増やす。錠剤は均等に1日4回に分けて服用のこと。
  • パーキンソン病 通常1日につき10〜15mgの低用量。単独で用いる場合、効果的な治療のためには1日30mgと高めですが、エルドーパと併用する場合には、ドーパ-デカルボキシラーゼ抑制剤の有無にかかわらず、服用量は低くて十分でしょう。推奨されている服用量としては、1週間続けて2.5mgを1日につき2回(食事時に)から始めて段階的かつ規則的に増やしていきます。初めは2〜3日おきに5mg増やさないこと。その後も治療の効果や寛容性に従って徐々に服用量を増やしていきますが、1度に増やす量は10mgまでとします。同様に、最適な結果が得られるまでのエルドーパ投薬量の縮小も段階的でなければなりません。場合によっては、エルドーパによる治療が中止されることもあります。
過量に服用した場合
今まで致命的なケースは報告されていません。成人の場合の最大量としては225mgで、吐き気、嘔吐、めまい、起立性低血圧、過度の汗と幻覚が見られました。急性中毒の治療が徴候的。嘔吐と幻覚を抑えるためにメトクロプラミドが用いられることもあります。

副作用
服用初日に軽い吐き気とめまいが見られる場合がありますが、これらの副作用はごく軽いものです。ごくまれに、血圧低下を引き起こすことがあるので、服用の初期、外来患者には特に注意が必要です。このような望ましくない副作用が持続する場合には投薬量を減らすこと。20mg以上を用いた治療の場合(特に以前レイノー現象患ったことがある人)には、寒さに起因して指とつま先が蒼白になることがありました。、血管攣縮、幻覚と混乱、低血圧、ジスキネジアなどの報告もあります。パーキンソン病の治療では、便秘、眠気、脈拍低下、精神活動の興奮、あごの痩せ細りと足の痛みなども報告されています。これらの副作用は服用量を減らすことでコントロールできるでしょう。起立性低血圧は不快でしょうが、治療は可能です。

※ これら以外にも、服用後に副作用が見られた場合、必ずかかりつけの医師に相談すること。

保管場所
暗所で25℃以下の場所に保管すること。

注意
有効期限を過ぎたものは絶対に服用しないこと。


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